一括査定のメリットとデメリット

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一括査定のメリット・デメリットについて

不動産を売却しようと思った際に、多くの方が利用される一括査定。
一括査定は多くの会社から提案を受け、総合的に判断ができるというメリットがありますが、同時にデメリットもあります。

弊社も一括査定サイトを登録しており頻繁に査定をさせていただいておりますが、ある一括査定サイトの会社の研修でとんでもない内容を提案していました。
それは…
「本来の査定額の10%~20%高く査定額を伝えましょう」
といったものでした。

不動産のご売却は経験が少ない方がほとんどかと思いますが、一括査定などで何社からも提案を受けるとつい査定額の高い会社を選びがちです。
そのような傾向が強いため、大手の不動産会社でもあえて査定額を高くしようといった指示が会議で出てしまいます。
それを一括査定会社の研修で指導していたため、私は驚きました。そんな研修をしたら、どこの会社も高い査定額を伝え多くの売主様を不幸にしてしまうからです。

相場から外れた高い金額で売り出すとどうなるかといいますと、当然のごとく売り残ります!!
しかし担当者はもちろんそれを承知です。そして毎週毎週「反応がありません」「チラシは配っています」「写真を変えてみます」など、さも高い査定を出した自分たちが悪くないような報告をするのです。
そして売主様がしびれを切らした数ヶ月後、ようやく200万円くらい価格を下げてそこからが本番のスタートだと思うのです。
場合によっては500万円下がってからが本番のケースもあります。このようなパターンになってしまうと、当然買主様からは「あの物件まだ売れてないよ」という印象がつき、本来の価格よりも安い価格で成約をしてしまいます。
直近でも500万円以上高く売り出した物件は1年間近く売れ残ってしまい、迷走をしてしまっているのです。

どのようにすれば高い査定額にだまされない?

それはあくまでも成約事例(実際に売れた価格の事例)を基に価格を判断することです。

不動産の査定は基本的に取引事例比較法といって、類似物件がいくらで売れたから比較してお客様の不動産はいくらです、といった方法で査定額を算出します。

「最近相場が上がっています」
「データを作る前に売れたのでありませんが、実は近くで○○万円で1週間で売れました」
「このエリアでお探しのお客様がいます」

などの口車に乗らず、きちんと書面にて成約した事例を見てご判断いただければと思います。

万が一、そのような口車に乗ってしまったなと思った際は、データに基づいて誠実な査定額をお伝えした会社に再度お声がけいただければ二度だまされてしまうことはなくなるかと思います。