【オーナー向けシリーズ③~募集しても決まらない物件の改善策~】

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「募集しているのに問い合わせが来ない」
「内見はあるのに申し込みが入らない」
そんな悩みは、オーナーの共通課題です。

実は、決まらない物件には必ず原因があり、改善策も必ず存在します。
今回は、現場でよく効いた“即効性のある改善策”を厳選して解説します。


■① 条件の“重さ”を見直す

決まらない物件の多くは、
借主から見て 負担が重すぎる ことが原因です。

例えば

  • 保証金6~12か月
  • 解約予告6か月
  • 原状回復がフルスケルトン
  • 内装の自由度が低い

これらは、借主が敬遠する条件の典型。

💡 改善策:

  • 保証金を減額
  • フリーレント導入
  • 解約予告3か月へ短縮

条件の軽減は、問い合わせ率を大きく上げます。


■② 募集露出が弱すぎる

決まらない物件ほど
掲載媒体が少ない、写真が暗い、コメントが弱い
という特徴があります。

改善策:

  • 物件写真をプロレベルに変更
  • ポータルを複数に掲載
  • 居抜き専門サイトやSNSにも露出
  • 図面に看板位置を書き加える

“見え方を変えるだけ”で決まるケースは驚くほど多いです。


■③ 看板や外観の見せ方を整える

店舗は視認性が命です。

  • 袖看板がない
  • 暗いファサード
  • 看板設置位置が不明

この状態では借主は魅力を感じません。

改善策:
看板スペースを確保し、図面に明示する。
→ これだけで成約率が上がります。


■④ 業種制限を緩める

「飲食不可・美容不可・物販不可」
制限を増やすほど候補が減ります。

改善策:

  • “絶対に入れたくない業種”だけを残す
  • 検討業種を広げる

柔軟性を持つことで、良質なテナントの幅が広がります。


■⑤ 対応スピードを上げる

借主・仲介会社への

  • 内見調整
  • 回答
  • 条件相談
    が遅いと、良いテナントはすぐ他へ流れます。

改善策:
内見即対応・条件交渉は即日返答を基本にする。

現場では“レスが早い物件”ほど決まっています。


■⑥ 内装の“負担感”を調整する

スケルトン渡しよりも
居抜き・内装残置・最低限の設備あり
の方が決まりやすいです。

改善策:

  • 造作譲渡を0円にする
  • 残置設備を活用可能にする
  • エアコン残しで魅力アップ

「内装コストが下がる物件」は借主に選ばれます。


■まとめ:物件は“少し変えるだけ”で決まり始める

募集しても決まらない物件は、
物件自体が悪いのではなく、
募集方法や条件に改善の余地があるだけ です。

  • 条件の見直し
  • 露出改善
  • 看板整備
  • 業種柔軟化
  • 対応スピード
  • 内装の魅力づけ

この6つを調整することで、
空室はグッと埋まりやすくなります。


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