店舗物件を探していると、
「問い合わせたのに全然返信こない…」
「内見希望を出したけど返事が遅い…」
こんな経験をしたことがある人は多いはずです。
実はこれ、“不動産会社の怠慢”だけが理由ではありません。
店舗物件には 返信が遅くなる仕組み と 現場の事情 が存在します。
今回はその裏側を、不動産会社側の視点で分かりやすく解説します。
■① そもそも“物件情報が最新じゃない”ことが多い
ポータルサイトは、
- 情報更新にタイムラグ
- 募集停止の反映が遅い
ことがよくあります。
そのため、
問い合わせが来た時点で埋まっている
というケースは珍しくありません。
この場合、不動産会社は管理会社からの返答待ちになるため、
返信が遅く見える仕組みです。
■② 管理会社が“確認に時間がかかっている”
店舗物件は住宅と違い、
- 業種(飲食・美容・整体など)
- 営業時間
- 匂い・音
- 内装工事内容
- 看板の出し方
などを審査してから内見可否が決まります。
管理会社がオーナーへ確認し、
オーナーから返信が来るまでの間に数日空くこともあります。
つまり、
管理会社・オーナーの承認プロセスで時間がかかっている
ということ。
■③ “申込が入っているが契約前”でストップしている
店舗物件には「申込→審査→内見停止」という流れが多い。
申込が入った瞬間、他の問い合わせは保留扱いになります。
しかし、申込がキャンセルになることもあるため、
管理会社は即募集停止にしません。
その間、
問い合わせは保留→返信が遅い
という状態が発生します。
■④ 難しい業態だと慎重に審査される
特に飲食・美容・マッサージなどは審査が厳しい物件もあります。
- ラーメン
- 焼肉
- 換気が強い業態
- 音が出る業態
- 煙が出る業態
こうした業態の問い合わせは、
オーナーが慎重になるため返事が遅いということもよくあります。
■⑤ 単純に“人気物件で問い合わせが殺到している”
人気物件は1日で10件以上問い合わせが来ることがあります。
管理会社・仲介会社が対応しきれず、
返事が遅れてしまうことも。
特に
→ 家賃が相場より安い
→ 駅近・1階・路面
→ 居抜きで美内装
こうした物件は問い合わせが殺到します。
■⑥ 対策:返信が遅いときは“こう動く”のが正解
1. 別ルートの業者からも問い合わせてみる
同じ物件でも、窓口(管理会社)に繋がるスピードが業者によって違う。
2. 物件名・住所を添えて再問い合わせする
「先ほど問い合わせた○○ビル1階の件ですが…」
これだけで返信スピードが上がります。
3. 他の候補も同時に動かす
良い物件ほど埋まるのが早いので、同時進行が鉄則。
■まとめ:返信が遅いのは“あなたのせい”ではない
返信が遅い=無視されている
ではありません。
店舗物件には、
- 管理会社の承認待ち
- オーナー審査
- 業態チェック
- 申込保留
など、一般の住宅とは違う複雑な事情があります。
大切なのは、
「動いている物件はとにかく早く押さえる」
というスピード感です。
💬 横浜で店舗物件をお探しの方へ
管理会社への確認・連絡催促・内見調整まで、
面倒な部分をすべて代行します。
▶ 無料相談フォームはこちら
テナントの窓口 横浜駅前店
すまいコンシェルジュ株式会社
