店舗の内装工事は、開業準備のなかでも金額が大きく、しかもトラブルが起きやすい部分です。
今回は、見積もりを取るときに気をつけるポイントと、よくある失敗例を中心に紹介します。
■見積もりを取る前に準備すべきこと
- レイアウト案を固めておく
業者に「まだイメージが曖昧なまま」見積もりを依頼すると、後から金額が大きく変わります。
ざっくりでもいいので、席数・動線・厨房位置などの配置をまとめてから依頼しましょう。 - インフラ条件を確認
電気容量・排水・ダクトなど、建物側の制限で追加工事が必要になるケースがあります。
契約前に「どこまで使えるか」を必ずチェック。
■複数見積もりの取り方
- 最低2~3社から比較
見積書の合計金額より、「項目ごとの抜けや違い」に注目。
材料費が安くても人件費が高いケースや、逆に諸経費が上乗せされている場合もあります。 - “一式”表記は要注意
「電気工事一式」などの表記は金額の根拠が不明瞭。
可能であれば内訳を出してもらい、どこまで含まれているかを確認しましょう。
■契約前に確認すべき3つのこと
- 工期と引渡し日
家賃発生前に工事が終わるかどうかを必ず確認。
引渡しが遅れれば、オープン前から家賃が無駄になります。 - 支払いスケジュール
着工時・中間・引渡し時など、支払いのタイミングを事前に把握。
開業資金の流れをシミュレーションしておくと安心です。 - アフター対応
開業後に不具合が出た場合の対応範囲を契約時に決めておく。
「1か月以内の不具合は無償対応」など明記されているか要チェックです。
■まとめ
内装工事は、費用だけでなく業者との信頼関係・段取り・書面確認が重要です。
「安さ」で選ぶより、「説明が丁寧でレスポンスが早い業者」を選ぶほうが結果的に成功します。
横浜市でのテナント探しや店舗づくりのご相談は、
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