店舗を退去する際、最もトラブルになりやすいのが 「保証金の返還」。
「こんなに差し引かれるとは思わなかった」
「償却以外にも追加で請求された」
という相談は非常に多く、事前に理解しておくことで大幅にリスクを減らせます。
今回は、保証金返還で揉めないための“予防策”を分かりやすく解説します。
■そもそも保証金はどう使われる?
保証金は、
- 家賃滞納の補填
- 原状回復工事費の清算
- 契約違反への対応
などに使われる「担保金」です。
店舗契約では 家賃の6〜12か月分 と高額なため、返還トラブルが起きると損失が大きくなります。
■返還トラブルが起こる原因 TOP3
① 原状回復の範囲を認識していない
「現況戻し」と思っていたら、「スケルトン返し」だった…
このパターンが最も多いです。
➡ 対策:契約時に“どの状態に戻すのか”を文書で確認すること。
写真付きの確認書があると後で揉めにくいです。
② 設備の残置物が誰の所有か曖昧
居抜きで引き継いだ設備が、実はオーナー所有で、
壊れていたら修理費を請求された…という例もあります。
➡ 対策:造作譲渡契約・引渡し明細で、
「これは誰の所有か」 を明確にしておく。
③ 解約予告・契約期間のルールを理解していない
「6か月前予告」と書いてあるのに、
2ヶ月前に解約したいと言ってトラブルになるケース。
予告期間の不足分は“家賃で清算”されるため、
保証金から相殺されて返還額が減ります。
➡ 対策:退去予定が見えたら、早めに管理会社へ相談。
■保証金を最大限取り戻すための“3つのコツ”
✅ コツ① 入居時・退去時の写真を必ず残す
壁・床・天井・設備・スケルトンの状態…
スマホでOKなので 時系列で残す ことが最強の予防策。
“どこまでが自分の負担か”の判断材料になります。
✅ コツ② 原状回復工事は相見積もりを出す
管理会社指定の業者は高くなるケースがあります。
必ず 2〜3社の見積もり を取り、内容を比較しましょう。
相見積もり取得を嫌がる場合は、
「相場確認のため」と伝えるだけで角が立ちません。
✅ コツ③ 契約終了後の立会いを必ず行う
当日、オーナー・管理会社と一緒に室内を確認し、
「破損」「汚れ」「設備不良」をその場で共有。
口頭で終わらせず、立会い記録書にまとめてもらうのが安心です。
■まとめ:保証金は“契約前の理解”が勝負
退去時の保証金トラブルは、
ほぼすべて 契約前に防げる 内容です。
- 原状回復の範囲
- 解約予告期間
- 残置物の所有権
- 造作譲渡の有無
この4つだけでも契約前に押さえておくと、
退去時の負担は大きく違います。
横浜市でのテナント契約・退去相談・保証金トラブルのご相談は、
テナントの窓口 横浜駅前店 すまいコンシェルジュ株式会社へ。
