【店舗探しシリーズ31】~閉店するお店の共通点と前兆~

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店舗開業で人気が高い「居抜き物件」。
初期費用を抑えられ、設備や内装をそのまま引き継げるため魅力的に見えます。

しかし実は、居抜きで失敗する人が一定数いるのも事実。
成功する人との違いは「目の付け所」と「事前チェック」にあります。

今回は、不動産の現場で見てきた
“居抜きで成功する人・失敗する人の決定的な差” をまとめました。


■① 成功する人:前テナントの“退去理由”を必ず確認する

失敗する人:設備や内装しか見ていない

居抜きで最も重要なのは “なぜ前の店が辞めたか”
退去理由はそのまま再現されることが多いです。

例えば:

  • 人通りが少ない
  • 家賃バランスが悪い
  • 客層と業態が合わない
  • 隣接店舗とのトラブル
  • 音・臭いクレーム

前テナントが抱えていた問題を知らずに入ると、
そのまま同じ失敗を辿ることになります。


■② 成功する人:設備の“残存年数”を見る

失敗する人:設備がある=お得だと勘違い

居抜きは設備がそのまま付いてくるメリットがありますが、
古い設備は逆に 修繕コストの爆弾 になります。

チェックすべきは:

  • 厨房機器の製造年
  • エアコンの型番・年数
  • 給湯器の状態
  • 電気容量(30A/50A/3相200Vなど)

特にエアコン・給湯器は高額。
「無料でもらえる」ではなく、
“使える状態で残っているか”が勝負です。


■③ 成功する人:造作譲渡金の“妥当性”を計算する

失敗する人:言い値で払ってしまう

造作譲渡150万円と言われても、
実際には回収できないケースが多いです。

成功する人は:

  • 新品で買うといくらか
  • 減価償却後の価値はいくらか
  • 自分の業態に必要な設備か
    を冷静に判断します。

例:
前テナントが焼肉店 → カフェで開業
👉 8割の設備が不要=ほぼ価値ゼロ

“使える部分”だけに価値がある と考えるのが正解です。


■④ 成功する人:隣接店舗との相性を見る

失敗する人:内装だけ見て即決

特に飲食では、

  • 換気の流れ
  • 音の問題
  • クレーム体質の店舗
  • 臭いの流れ

こうした“見えない問題”が盛りだくさん。

居抜きの入れ替わりが多い建物は、
ほぼ100%理由があります。


■⑤ 成功する人:契約書の細かい特約まで読む

失敗する人:内装だけで即申込

居抜き物件は特約が多いです。

  • 原状回復はフルスケルトン
  • 設備の故障は借主負担
  • 前テナントの残置物扱い
  • 排水・ダクトのメンテ義務
  • 深夜営業不可

“内装が残っている=楽できる” と思いがちですが、
契約内容がむしろ重いこともあります。


■⑥ 成功する人:内装業者・厨房業者と一緒に内見

失敗する人:自分だけで判断

プロが見ると、

  • 床下の配管
  • 電気容量
  • ダクトの勾配
  • 排水管の太さ
  • 下地の状態

こういう細かい部分が分かります。
特に排水やダクトは「後で直すと100万〜300万円」かかる鬼門。

内見に専門業者を連れていくと、
“安い居抜き”が“実は高い物件”だとすぐ分かります。


■まとめ:居抜きで成功する人は、“情報の多さ”で勝つ

居抜きは、初期費用が抑えられて魅力的ですが、
成功するかどうかは 事前のチェックでほぼ決まる ほどシビア。

  • 退去理由
  • 設備の残存年数
  • 造作譲渡の価値
  • 契約内容のリスク
  • 周辺店舗との相性

の5つを押さえるだけで、
失敗リスクは一気に下がります。


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