店舗を借りる際に意外と見落とされがちなのが、火災保険料と保証会社利用料 です。
まず 火災保険料。
店舗の場合、火災や漏水、盗難などのリスクがあるため、ほとんどの契約で加入が必須となります。
費用は業種や広さによって異なりますが、年間で 1万〜3万円程度 が一般的です。飲食店など火を使う業態ではやや高めになる傾向があります。
次に 保証会社利用料。
最近では保証金を預けるだけでなく、賃料保証のために保証会社を必ず通すケースが増えています。これはオーナー側のリスクを減らすためであり、滞納があった場合でも保証会社が立て替えてくれる仕組みです。
費用は初回に 賃料の1か月分程度、さらに毎年更新料(賃料の10%前後)がかかることが多いです。
保証金を預けているのに保証会社も必要なのか?と思われるかもしれません。これは、万一の滞納やトラブル時に現金化までに時間がかかる保証金に対して、保証会社を通すことで オーナーにすぐ資金が入る安心感 があるためです。特に法人契約や新規開業のケースでは、保証会社必須の物件が主流になっています。
火災保険料や保証会社利用料は、契約直前になって初めて知らされることも多い費用です。初期費用を試算する際は、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
次回は「内装工事にかかる費用」についてお伝えします。
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