店舗を開業する際、内装や設備に目が行きがちですが、集客の第一歩となるのが 看板や外観の広告 です。
「お店の顔」といえる部分であり、費用面でも意外に大きな割合を占めるため、契約前に確認しておくことが大切です。
1. 看板設置にかかる費用の目安
看板と一口にいっても種類によって費用はさまざまです。
- 袖看板(ビルの側面に出す縦長看板) … 10〜50万円程度
- 壁面看板(入口の上に設置するもの) … 5〜30万円程度
- スタンド看板(歩道に置くタイプ) … 3〜10万円程度
- ネオンサイン・LED … 20〜100万円以上
デザイン費用や照明配線工事が必要になる場合は、さらに追加で数万円〜数十万円がかかります。
2. 承諾料や使用料が必要な場合
テナントビルでは、看板を設置する場所が共用部分にあたるケースが多いため、オーナーや管理組合からの承諾が必要です。
この際に 「看板使用料」 として、月額5,000円〜2万円程度を支払う場合があります。
また、大型の袖看板や屋上看板は、建築基準法や景観条例の規制もあるため、設置可否の確認を必ず行いましょう。
3. 道路占有許可が必要なケース
歩道に出すスタンド看板やのぼり旗などは、道路法上「占有」にあたるため、警察署や役所での申請・許可 が必要になる場合があります。無断で設置すると撤去や罰則の対象になることもあるため要注意です。
4. 集客を意識したバランス
看板や広告は、ただ目立てばよいわけではありません。
店舗の業態やターゲット層に合わせて、デザインやサイズ感を工夫することが重要です。特に駅前や商店街では、派手すぎる看板よりも「わかりやすさ」「清潔感」が集客につながるケースが多いです。
まとめ
看板設置や広告は、物件を借りる際に見落とされやすい初期費用のひとつです。設置費用に加えて、承諾料や法律上の制限まで含めて計画しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
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